2023年2月7日火曜日

【昨夜の夢】THE BAWDIESが解散する

 
6月20日のTHE BAWDIESのライブ中、ROYとMARCYがステージ上で喧嘩する。理由はわからんけど最終的にふたりが殴り合いになるほどの。


2022年1月26日水曜日

ほんとうにジョン・レノン最後の3日間というタイトルでよかったのか

こんにちは。
みなさんお元気ですか。

昨年末からひと月ほど欠けて読み終えた『ジョン・レノン最後の3日間』(祥伝社)の感想などを書きます

核心的なネタバレはありませんが構成的なネタバレはあると思われます












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この本はざっくり言うと2つの時間軸に分かれてて…

①マークチャップマンの1980年12月6日から8日までの行動
②ポールとジョンが初めて出会った日から(私生活の内容も含めて)、ビートルズ結成、解散、その後の活動、ジョン側からみた事件当日とそれ以降

というようになってます。

①と②が交互になって話が進んでいきます。
構成比は①:②=2:8くらいで圧倒的にジョン・レノンの話が多いです。

平たく言えばジョン・レノン周囲の出来事に過去や最新のインタビュー等を合体させてストーリー仕立てにしてるという本。
それが悪いなど全然思ってませんが、ビートルズがめちゃくちゃ好きな人からしたらそれほど真新しいものはないんじゃないかな?とは感じました。


『ジョン・レノン最後の3日間』というタイトル、②のジョン側の話は、1980年11月10日の次はもう事件当日12月8日に飛んでます。「3日間ちゃうし原タイトルも『THE LAST DAYS OF JOHN LENNON』やし、亡くなるまでの約ひと月のジョンの話はないん?」という印象です。


私のビートルズ入門は『ビートルズ アンソロジー1』でオリジナルアルバムもすべては聴いた事ないし、4人のソロもジョンの『イマジン』しか知らない人間なので、知らないことがほとんどで電車を乗り過ごしそうなほど熱中しました。
もし事件のことをもっと知りたいなら参考文献に載ってるFBIの監視記録とか別のものがいいと思いますが、私のような軽くしかビートルズを知らない方にはちょうど良いかと思います。


ご覧いただきありがとうございました。
ビートルズは誰がどの曲でリードボーカルをとっているのかいまだに区別がつきません。



2022年1月15日土曜日

食事中の人はリンク先に飛ばないでくださいな内容の本を読んだ感想 2022.01.15

こんにちは。
皆さまお久しぶりです。
このホームページの上にあるのリンク『鏡の前の鏡』でライブレポのようなものを書いていますが、読書好きでもあるので今後は読んだ本の感想をオンラインにも残していこうかと思います。ゆるくやっていく予定です。


以下、汚い単語を連発しますのでお気をつけて御覧ください。

2020年5月7日木曜日

【感想】詠坂雄二『日入国常闇碑伝』(講談社ノベルス)

詠坂雄二『日入国常闇碑伝』(講談社ノベルス)を読んだ感想、のような紹介文です。


この作品は詠坂雄二の中でもマニアックな方です。文庫化もされていませんし今後もされるような気もしません。かと言って面白くないわけではありません。埋もれているのが不思議なくらいのめり込む一冊です。


『日入国常闇碑伝』(ひのいるくに とこやみひでん)は全5章仕立てで、戦乱の時代末期から平和な時代の架空の日本=日入国が舞台となります。突然日入国の約4割を飲み込んでしまった常闇という異界に魅せられた人物、取り払おうとする人物たちの話になります。

海外のワーニー・アンサーという作家が書いた小説を、日入国の新人作家が邦訳し、十数年後に新書で再出版したという設定で書かれています。こういう設定は、詠坂雄二の2作目の著書『遠海事件』にも通ずるところがあります。


史実と比較すると、本能寺の変以降、もしくは江戸中期~後期あたりの感じがします。
時代劇ものが好きな方には気に入っていただけるのではないかと思います。

以下は各章について触れます。
ネタばらしはありません。

2020年4月9日木曜日

【感想】鯨統一郎『文豪たちの妖しい宴』

鯨統一郎氏の『文豪たちの妖しい宴』(創元推理文庫)を読んだ感想です。



ネタバレはありません。


『文豪たちの妖しい宴』は通算98冊目の著書です。
バーを舞台に、日本の誰もが知っている名作を、今までには無い新しい切り口で論じています。


2020年3月13日金曜日

【感想】岸本佐知子『ひみつのしつもん』

岸本佐知子『ひみつのしつもん』(筑摩書房)


岸本佐知子氏の『ひみつのしつもん』を読み終えての感想です。

岸本佐知子氏に関してごく簡単で偏見的な説明をすると、翻訳家で日本ではあまり知られていない作家の作品を日本に紹介してくださる素敵な方です。
エッセイも書かれておられ、本書は『気になる部分』(白水社)『ねにもつタイプ』(筑摩書房)『なんらかの事情』(同)に続く通算4冊目になり、筑摩書房PR誌「ちくま」に掲載されていたものから選りすぐられたものなります。


2020年3月12日木曜日

【感想・ネタバレ】鯨統一郎『恋と掃除と謎解きと ハウスワーク代行・亜美の日記』

【ネタバレ】鯨統一郎『恋と掃除と謎解きと ハウスワーク代行・亜美の日記』をより楽しむ読み方


鯨統一郎氏の『恋と掃除と謎解きと ハウスワーク代行・亜美の日記』をより楽しむ読み方をお届けします。

作品間で人物や地名などが色々とクロスオーバーしているので、読めば他の鯨統一郎作品も読みたくなると思います。

以下ネタバレありますので作品読了後にご確認ください。


2020年3月11日水曜日

鯨統一郎 「ゲッサン」巻末コメント

鯨統一郎 『タイムメール』「ゲッサン」巻末コメント


今回は「タイムメール」連載時の、「ゲッサン」巻末に載っている鯨統一郎氏のコメントです。
こういう情報を欲しがる人は要るのかという疑問はありますが…、雑誌掲載以外では絶対見ることはないと思うので、ブログに残します。今まで書いてきた『タイムメール』の雑誌版と文庫版の違いも、「果たして…」とは思いますが。

もしかしたら『鯨統一郎全集 補遺』などで収録されるかもしれませんね。発売の際は雑誌「ジャーロ」内のコメントなども余さず収録してほしいです。

以下巻末コメントになります。


2020年3月10日火曜日

鯨統一郎『タイムメール』第12話 虹をわたって 後編

【ネタバレ】鯨統一郎『タイムメール』第12話 虹をわたって 後編


最終話、後編になります。
最後までお付き合いありがとうございました。
それではどうぞ。

以下、ネタバレ含みますので作品読了後にご確認ください。


『カフカ、大阪を歩く』

私は大阪という都市にいる。正確には「大阪市中央区」と呼ばれる区画に分類される場所らしい。なぜここにいるのか、正確な経緯は思い出せない。おそらく、あの不快な医師が「気分転換になる」と言っていた気がする。だが、誰の気分を、どこへ転換するというのだ? 朝、私は「なんば」という場...