2022年1月26日水曜日

ほんとうにジョン・レノン最後の3日間というタイトルでよかったのか

こんにちは。
みなさんお元気ですか。

昨年末からひと月ほど欠けて読み終えた『ジョン・レノン最後の3日間』(祥伝社)の感想などを書きます

核心的なネタバレはありませんが構成的なネタバレはあると思われます












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この本はざっくり言うと2つの時間軸に分かれてて…

①マークチャップマンの1980年12月6日から8日までの行動
②ポールとジョンが初めて出会った日から(私生活の内容も含めて)、ビートルズ結成、解散、その後の活動、ジョン側からみた事件当日とそれ以降

というようになってます。

①と②が交互になって話が進んでいきます。
構成比は①:②=2:8くらいで圧倒的にジョン・レノンの話が多いです。

平たく言えばジョン・レノン周囲の出来事に過去や最新のインタビュー等を合体させてストーリー仕立てにしてるという本。
それが悪いなど全然思ってませんが、ビートルズがめちゃくちゃ好きな人からしたらそれほど真新しいものはないんじゃないかな?とは感じました。


『ジョン・レノン最後の3日間』というタイトル、②のジョン側の話は、1980年11月10日の次はもう事件当日12月8日に飛んでます。「3日間ちゃうし原タイトルも『THE LAST DAYS OF JOHN LENNON』やし、亡くなるまでの約ひと月のジョンの話はないん?」という印象です。


私のビートルズ入門は『ビートルズ アンソロジー1』でオリジナルアルバムもすべては聴いた事ないし、4人のソロもジョンの『イマジン』しか知らない人間なので、知らないことがほとんどで電車を乗り過ごしそうなほど熱中しました。
もし事件のことをもっと知りたいなら参考文献に載ってるFBIの監視記録とか別のものがいいと思いますが、私のような軽くしかビートルズを知らない方にはちょうど良いかと思います。


ご覧いただきありがとうございました。
ビートルズは誰がどの曲でリードボーカルをとっているのかいまだに区別がつきません。



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