こんにちは。
皆さまお久しぶりです。
このホームページの上にあるのリンク『鏡の前の鏡』でライブレポのようなものを書いていますが、読書好きでもあるので今後は読んだ本の感想をオンラインにも残していこうかと思います。ゆるくやっていく予定です。
以下、汚い単語を連発しますのでお気をつけて御覧ください。
新年最初に読み終えたのは、大塚ひかり著『うん古典 うんこで読み解く日本の歴史』(新潮社)です。年末年始はうんこでした。
万人にとっつきやすいうんこに絡めて歴史や古典を知ってもらおうというがこの本の狙いだと思います。入門書のようなものですね。実際わたしはこの本のおかげで『落窪物語』や他の古典に興味が出てきました。
土下座したところに馬糞があって汚れた(『落窪物語』)、うんこから生まれた神(『日本書紀』)、うんこを医学に活かそうとしていた(『医心方』)など。
『うん古典』によると『医心方』には人糞を傷に塗れば良い、骨折したときあたたかい馬糞を患部に塗れば傷が残らないなど書かれているようです。
実際試した人はいるのでしょうか・・・
「偉い先生がおっしゃるなら」と、もし試したとしてどれくらいの時間(期間)馬糞を塗ったままにしていたのでしょうか。「あたたかい馬糞で」と断っているので新鮮な馬糞でしょう、あたたかくなくなったら馬糞を洗い落とすんでしょうか。骨折言うくらいなので数週間毎日新鮮な馬糞を1日2回塗る、みたいな??臭いでしょ、さすがに。たとえ糞尿が今より身近にあったとはいえ。お風呂も毎日入れるわけじゃないでしょうし骨折してるから入るの困難でしょう。石鹸あるかもわからないし、あったとしてもその程度で落ちる匂いじゃないと思いますし。使用後の感想などの文献があるのか気になりますね。
生きているからには避けては通れないうんこ、発するだけで破壊力のある単語で子どもにも人気の単語を使用しているので非常に入りやすい本でした。古文も載っていますが現代語訳もあるしシモに関するものなので古典苦手なわたしでも苦痛じゃなかったです。小さい子供には難しいので読み聞かせるという手段もありですね。読んで損はない本です。
語りだすとキリが無くなるのでこのあたりで終えます。
ご覧頂きありがとうございました。
今度は同じ著者の『エロスでよみとく万葉集』を読みたいと思います。
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