【ネタバレ】鯨統一郎『タイムメール』検証
『タイムメール』第2話になります。
まずタイトルが、“無視されたメール”から“無視されたメッセージ”に変更されています。ケータイからスマホへ変更されているためですね。
以下ネタバレ含みますので作品読了後にご確認ください。
【変更点】
●「雑誌」 → 「文庫」となっています。補足説明がある場合は下に書いています。
①端正な顔立ちをしていて肌が白く、女子に人気があった。 → 端正な顔立ちをしていて女子に人気があった。p.31
②ルールを破る ことに心理的抵抗があるようだ。→ルールを破ることに心理的抵抗がある。p.32
③中学一年生のとき、あおいには古宇田友貴という友だちがいた。 → あおいには古宇田友貴という友だちがいた。p.36
④小学生の頃から携帯電話を~夏休み中に、初めて買ってもらったのだ。 → 文庫では削除
⑤いや、本当に未来のあたしから聞いたのかもしれない。 → 削除
⑥「アドレスは、送りたい自分がいる日付を入れてアットマーク、そして自分の名前を入力して」 → 「アドレスは、自分の名前を入れてアットマーク、そして送りたい自分がいる日付を入力して」p.45
⑦「どのケータイで?」 → 「あたしのスマホで?」p.46
⑧どのようなメールを返したらいいのかは浮かんでこない。 → 削除
⑨あおいはジッと送信キイを見つめていたが、やがて決心してキイを押した。 → あおいはジッとディスプレイを見つめていたが、やがて決心して送信アイコンをタップした。p.48
⑩すでに無量小路幽子の姿は消えていた。 → すでにその姿は消えていた。p.52
⑪動画機能に、何かが映ったのだ。 → ディスプレイに何かが映ったのだ。p.52
⑫でもほんの少しだけ、人生がいい方向に動いたような気がする。 → でも人生がいい方向に動いたような気がする。p.53
【補足】
④雑誌では、文庫p.37の“何通かラインの遣りとりをした”のあとにあった。削除内容は、中一の夏休みにあおいと古宇田は初めて携帯電話を買ってもらったというもの。
⑤雑誌では、文庫p.43の“心の中を覗かれている。そう感じた。”のあとに入っていた。
⑧雑誌では、文庫p.48の1行目、“突然、指が動いて無心で文字を打っていた。”のあとに入っていた。
以上第2話の内容でした。
ご覧いただきありがとうございました。
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