【ネタバレあり】鯨統一郎『タイムメール』検証
鯨統一郎作品『タイムメール』の第一話の考察になります。
今回、量が多いので前後編にわけています。
以下、ネタバレ含みますので作品読了後にご確認ください。
【変更点】
●「雑誌」 → 「文庫」となっています。補足説明がある場合は下に書いています。
①連続ドラマ研究会(連ドラ研) → 海外ドラマ研究会(海ドラ研)p.7
②誰からかメールが届いたようだ。裕也はゆるゆるとポケットからケータイを取り出し、送信者の名前を見た。 → (ラインかな?)見るとメールだった。(メール?)裕也は違和感を覚えた。ラインを始めてからメールを使うことが極端に少なくなり、このところ何か月もメールの遣りとりをしたことがなかったのだ。裕也は送信者の名前を見た。p.8
③身長は、おそらく一五五から一六〇センチの間だろう。 → 身長は百六十センチぐらいか。p.10
④ボンヤリと、解決できない過去の出来事について考えていた。 → ボンヤリと過去の出来事について考えていた。p.13
⑤四年生になって、 → 四年生の秋、p.14
⑥まるで連ドラに出てくる悲惨な登場人物のようだ → まるで『ゴシップガール』に出てくる悲惨な登場人物のようだp.15
⑦明日のサッカーの試合の結果を記します。浦和レッズは細貝と田中達也のシュートで2-0で勝利。ガンバ大阪は遠藤のフリーキックが直接ゴールして1-0で勝利。 → 明日の欧州サッカーリーグで起こることを記します。ポルティモネンセの中島翔哉は1ゴール、1アシスト。エイバルの乾貴士は2ゴール。フローニンゲンの堂安律は0ゴール2アシスト。p.15
⑧この調子で全試合の勝敗の結果が記されていた。 → この調子で欧州サッカーリーグに所属する全日本人選手の明日の成績と所属チームの勝敗が事細かく記されていた。p.15
⑨裕也はサッカーは好きでよく見ている。 → 裕也は海外サッカーは好きで良く見ている。
⑩今日もこの時間、無量小路幽子と会う約束をしている。 → この時間無量小路幽子と合う約束をしている。p.16
⑪それどころか得点をあげた選手も総て幽子のメール通りだった。 → 削除
⑫幽子はまた裕也の隣のブランコに坐った。→ 幽子はまたブランコに坐った。p.16
⑬わたしにはそういう能力がある。 → わたしには、そういう力がある。p.17
⑭連ドラ研の合宿(とは名ばかりの、実態はただの飲み会旅行) → 海ドラ研の合宿(とは名ばかりの実態はただの旅行)p.17
⑮四角張った、薄くて白いケータイだった。見たことのないものだった。ドコモでもauでもソフトバンクでもない。 → 薄くて白いスマホで見たことのない機種だった。p.20
【補足説明】
⑥海外ドラマ研究会に変更されているので、ここも修正されています。
⑪p.16サッカーの結果は全試合、的中していた。の後に続くものが削除。
⑫雑誌版でも幽子は、“ブランコに坐った”としか記載がないためか。
⑮無量小路幽子の持っているケータイ及びスマホの説明。
後編へ続きます。
ご覧いただきありがとうございました。
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